資金を使いこなす力
行き当たりばったりの経営は卒業!資金繰り計画でゆとりある経営に。
お悩みの状況
当社(サービス業)は少人数で運営していることもあり、経理関係には特に人員を割いていません。資金繰りについても、ときどき社長自身が預金通帳を眺めて現状を確かめているような状況です。しかし、自社の資金繰りがどのように動いているのか、これからどうなるのかが良くわからない状態のまま経営していますので、正直にいえば、不安と心配の日々を過ごしています。
解決までの流れ
こちらの会社様のお悩みについては、資金繰り計画の作成で解決しました。資金繰り計画は、これまでの収支の実績をふまえながら、将来の収支を予測し、資金ショートを避けることが目的で作成します。このままでいけば今後半年間は資金の心配をすることがないな、とか。状況によっては3か月後にショートする危険があるな、とか。それを回避するためには、今から融資の相談をしておこう、とか。先を見通しながら今やるべきことをやる。そうすることで、安心して経営することができるのです。
資金繰り計画を適切に作るためには、いくつかのテクニックが必要です。まず売上の予測が必要です。季節性と現在の環境をふまえながら、月ごとの売上を現実的に予想します。(こうなったらいいな、という希望的観測ではありません。)そして売上予想を資金計画に反映させるためには、その売上がいつ入金されるかという情報が必要です。
次に、売上を実現するために必要な仕入等の支出を見積もります。これも、仕入のタイミングと支払のタイミングを考慮する必要があります。それ以外にも、人件費や家賃等の固定費を予測し、銀行に対する借入返済や利息等、予め決まっている支出はすべて含めていきます。
こうして資金繰り計画が仕上がります。あとはその結果を見て、十分にゆとりがあるのか、今から手を打つ必要があるのかなど、検討していきます。ゆとりある経営は、計画性から生まれます。